ティムス(4891)ipo目論見書

創薬バイオベンチャー(東京農工大発)


(ブック・中立)(5)

SMTP化合物(脳梗塞治療薬)の開発が中心。
実現すれば脳梗塞治療薬の市場規模は莫大で大きな利益を出すことできると
アピールする一方でフェーズ3の臨床試験前段階で、しばらくの間上市はできそうにない。
アンジェスの創業から失敗続き(今年はコロナワクチン失敗)で
バイオベンチャーへの不信感はさらに高まっている。


製薬会社から一時金がなかったため予想(2023.2)は営業収益0円。
赤字で営業キャッシュフローマイナス続き。安定的な収益源もなく
今後も他社のバイオベンチャー同様に巨額の資金調達を実施予定と明言。


ほぼすべてロックアップ(180日)がかかっているため売りなし。
ベンチャーキャピタルの所有割合は76.6%と高水準。


珍しく各社VCは1%程度だけ売出しで放出したのみ。
ほとんど公募株が占め調達資金は研究開発費に充当している点は高評価。


"VCロックアップ解除の180日後"を警戒してその頃までには
かなり売り込まれると予想。研究開発費不足でファイナンスも控えているため
中・長期投資はハイリスク。
ロックアップがかかっているためマネーゲームの短期資金は数日の間集めそう。


ストックオプションは合計:2,273,680株。取締役メンバー中心に多量発行。
そのうち、1,389,680株がすでに権利行使可能期間でかなりのボリューム。


想定仮条件: 670円
公開規模: 約29億円(OA込)・時価総額: 約245億円。OA込株式流動性・浮動株(OR):12%
初値予想: 650円~800円
ホームページ: https://www.tms-japan.co.jp/ja/


====類似銘柄 PER====
同業他社も赤字のため参考にならず省略


====割当株数:OA・売出し株含む====
日興 1,846,200株(1,770人)
野村  44,900株(40人)
みずほ 44,900株(40人)
大和  44,900株(40人)
三菱  44,900株(40人)
岡三  44,900株(42人)
SBI   44,900株(200人)
香川  22,400株(0人)
楽天  7,500株(70人)
※カッコ内はネット・窓口含めた完全抽選枠の当選人数概算
 複数株当選可能な証券会社もあるため当選人数は目安
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