3.IPO配分についての法改正--当たりやすくなったか?当たりにくくなったか? 3-3

──そう言われたら、地団太踏むしかない。
しかし、現実はそうではない。
気に入らない顧客は受け付けても、抽選のザルの中にすら入れてくれないことも多々ある。
当選確率 0%の中堅証券会社も確実にある。

数十万の取引と、多少の駆け引き(多少のハッタリ)で、
入手できた新規公開株も、
この度重なる基本方針明確化により、杓子定規のルールが各社で一律に決められ
結果としてさらにハードルが高くなったと言わざるを得ない。

日本証券業協会による
"IPO配分について、各社基本方針を明確に・・・"
という御達しにより個人投資家にチャンス到来?
No!!
・・・・さらに当たりにくくなった。
しかし、発行株数の多い大型株は、主幹事も多い
大手の証券会社が、完全抽選枠を広げたため、
完全抽選枠の中では以前より、当選容易かつ複数株入手ができやすくなった。

IPOの醍醐味、ローリスク・ハイリターン投資が
2006年、ローリスク・ローリターン投資に変節した──。

そんな年だったと、私は思う。
その後、
2007年、初値正常化。人気・不人気の二極化。公募割れ続出・・・。

2008年、サブプライム問題深刻化、金融パニックで全体相場の悪化につられIPOも低迷。
連続公募割れの新記録。
日本やNYマーケットだけでなく世界のIPOが市場悪化を理由に激減。

2009年、上場審査厳格化。上場困難となり公開予定企業が相次いで見送り・中止で激減。

それから長い間IPOマーケットは低迷したが、
度重なる不正や是正勧告により、異常なバブルに狂乱した
IPOが正常で公正な"株式投資"になったのかもしれない・・・。
その一方、窓口でツーカーのIPO当選ができなくなったことは悲喜こもごもだ。
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