2.取引は支店長クラスの担当者(IPO配分実権を握る)で取引すべし!これ本当?? 2-1

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取引は一番偉い、
支店長クラスの担当者(IPO配分実権を握る)で取引すべし!
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◆さあ、証券会社に口座開設!
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 「いらっしゃいませー」

 「新規のお客様ですか」

「はい」

 「IPOのお申し込みですか?」

しょっぱなから、出鼻をくじかれたあなた、軽いジョブは当たり前!!
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 2003年から、記録的な初値を弾き出したIPO(新規公開株)。

当選さえすれば、公募価格の2倍3倍あたりまえ、

初値が公募価格を上回る連勝は、
一瞬だけ途絶えるが、2004年もその勢いはとどまらない。

IPOならなんでも参加。銘柄分析(ファンダメンタル)なんて関係なし。
PER割安・割高も関係なし!

なんでも2倍。なんでもかんでも2倍。3倍以上が当たり前!!

──そして、ついに初値7倍8倍と記録更新の勢いは続く。


IPO参加者は、IPOバブルを背景に
無職、学生、主婦まで、幅広い層の全員参加型となり、
2006年は、非合法団体がIPO目的の口座開設を拒否された事例までもあった。

さらに、IPOの魅力を紹介する情報商材が、
出回ってきたことも、さらに拍車をかけた。


 しかし、そんなバブルの中でも、IPOはノーリスクではない。
ゴミIPO(公募割れ)をつかまされる(つかんでしまった)というケースも散見された。


全員参加で当選は日に日に困難となり、
"既存のIPO顧客"にとっては、大迷惑なことだった。

"既存のIPO顧客"とは××を買ったら次回配分してくれるよう担当営業と
口頭で約束できた時代から、窓口で取引を続けてきた顧客のこと。

IPOの配分は、ほとんどがお得意様や顧客損失補てんに使われていた
ケースも多かったからだ。

IPO争奪戦は、あの手この手でみんな試行錯誤していた。
それは今でも同じことだが・・・。


不公正な配分は、2006年から問題視されていたわけではなく、
1997年から、日本証券業協会にて「公平・公正な配分」が行われるよう指導してきた。

これが大義名分であるから、当選しないことに難癖つけても致し方ない・・・。
間違いなく、私も含めた既存IPO顧客への配分は減少した。


 かつて、ブックビルディング制度導入前、新規公開株が入札制度の時は、
庶民に手が出るような額ではなく、そのころの手心といえば、
多くがPO(既上場銘柄の公募・売り出し)のおすそ分けだった。
しかし、IPOのように2倍3倍は考えられなかった・・・・。

投資資金のわずか+10%~20%程度と微々たるものだった。


"営業の一言"

「最近、なぜか学生さんが口座開設にたくさん来るんですよ・・・」

 実際、学生に口座をたくさんつくらせて、元締めが統括するという借名口座が横行していた。

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