17.2008年からIPOはもうからない?当選しても損するだけ??-2

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IPO余りものにも福が来る??
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相場低迷で営業はかなり暇になったのだろう・・・
営業の勧誘はさらに執拗になってくる・・・。
上げ相場の時は買いを薦める。
下げ相場になればなったで、信用売りを勧めたり債権・国債を勧めることもある。
円高が進んで株価が下がれば外貨関連商品(FX)などの勧誘も始める。

営業の話は二転三転、どんな市場環境でも金融商品はいろいろある。
あの手この手で勧誘は続く・・・。

このような時期には
IPOしか投資していない投資家にはIPOを買わないかと催促の電話がかかってくることがある。
もちろん、公募割れ確実と謳われリスクが高くリターンは見込めないようなもの。
損失確実と言ってもいいような不人気銘柄だ。

2008年の株式市場はかつてない史上最大の下げ幅や悲観論を反映して
多くの個人投資家が市場参加(リスクをとること)を敬遠した。
営業はかなり暇になったらしく各社頻繁に勧誘の電話がかかってきた。

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市場低迷期に入り店舗では閑古鳥が鳴く。
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市場が閑散となるとしつこい勧誘の電話が多くなる。
特にザラバ開始、注文の落ち着いた時間帯に多い。
営業が暇なのか度々自宅にやってくる。

だからといって担当営業は闇雲に積極的な投資を薦める事はない。
自己責任も知らない投資家だったら大変なことになる。
それこそ、クレーマーかもしれない・・・。
のちのちめんどくさいことになる。
一度でもなんらかの苦情を言って営業に警戒されたことがあるような
顧客ならば電話一つないだろう・・・。

過去のIPO市場を振り返ると2倍3倍と人気化すると、
やがて公募割れが出てきて落ち着いた初値になる・・・。
公募価格から初値で暴騰する銘柄が1つでも出てくるとIPO市場がまた復活。

人気のない事業の銘柄でも公募価格から2倍3倍と初値が付く・・・
というサイクルの繰り返しであったが、

2008年の金融パニックは過去の経験則がIPO市場でもまったく通用しない
人気事業も連続公募割れの低迷がつづく相場となった。

これら市場の転換期(端境期)にはブックビルディング参加者が激減する。
このような時期に"公募割れ確実不人気IPO"、"不人気公募増資銘柄"を受け取る。

もちろん、この場合確実に損をするが次回のIPO配分に配慮してくれることがあった。

このように参加者のいない時期にはIPOの処分に相当苦慮していたのだろうか、
ほとんどの窓口取引の営業からBB参加しないかと2008年のIPO低迷期には勧誘を受けた。

低迷期だけに限らず大型株では営業が処分に困ったのであろう
当選確実な大型株の場合でも複数株引き受けて欲しいとお願いされたことは多々ある。

ご存知の通り大型株は希少価値が低く値が飛ぶようなことはない。
比較的落ち着いた初値になるケースが多く、公募割れするリスクも格段に高い。

万が一、公募割れしても次回のIPO配分により何倍も利益を出すことが毎回できた。

同様に公募増資(PO)は値が飛ぶことはないので営業は処分に相当困るらしい。

普段から「IPOを配分してくれない!!」とかなんだかんだと
営業にクレームを言っているような人では、
何一つ勧誘電話はかかってこないだろう。

市場が閑散として暇でもIPO公募割れにより余計なクレームによるトラブル処理はご免だろう。

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IPOの借りを返せ!!
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いずれにしても配分されなかったからといって
クレームを言ってはならないことは念頭に置いて欲しい。

配分には暗黙の了解があることを理解して欲しい。
あまりにも無謀な要求は警戒され今後の取引にも支障が出かねない。

それこそ、営業がお薦めした銘柄で過去に大損したから

すすめられて買った外貨やら債券やら投信などの金融商品で損したから、
「IPOを損失補てん分として配分してくれ!!」

すすめられて買ったIPOが公募割れして損したから、
「今回人気のIPOを損失補てん分として配分してくれ!!」

「前回不人気を引き受けたから、今回優先配分してくれ!!」
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などと口に出したらおしまい。
むちゃくちゃな一方的要求は違法行為にもなりかねない。
絶対に避けたい発言だ。
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